6)住居費
(イラスト:チームおゆき)

住居費で固定費を節約したいと考える人もいるでしょう。賃貸の場合、今より賃料の安い物件を選べば月々の住居費を減らすことはできます。子どもが独立したので住まいをダウンサイズする。リタイア後は郊外で暮らす。思い切って地方に移住するという方法もあるでしょう。

とはいえ転居には、敷金・礼金、新しい家具や家電の購入費、引っ越し代などの費用がかかります。「家賃が下がった分、引っ越し費用は5年で元が取れる計算だったが、3年で再び引っ越さなければならなくなった」といったケースも考えられるので、計画は慎重に進めましょう。

持ち家の場合、金利の高い時期に借りた住宅ローンが残っているなら、借り換えで固定費を減らせる可能性があります。ローンをすでに完済しているなら、その後は基本的に住居費がかからないので安心です。一方、持ち家から賃貸への引っ越しは慎重に考えるべきでしょう。自宅の不動産価値、引っ越し先の賃貸相場などをよく調べてから実行することをおすすめします。

住居費のチェックリスト