「ダイエット効果」も
次に「筋力アップ」についてです。
腹式呼吸を意識して歌うと、腹筋や横隔膜や胸筋が鍛えられます。これにより体幹が鍛えられます。
体幹が鍛えられると、電車に揺られてもしっかり立っている事ができ、また疲れ難くなったりするなどたくさんのメリットがあります。特にお腹から声を出す発声をすると効果が上がります。これにはちょっとしたコツが必要です。
腹式呼吸を使った発声法などはボイストレーナーさんのYouTube動画などで勉強もできますが、実際にボイストレーナーさんのレッスンを受ける価値もあると思いますよ。
また、歌う事で口のまわりの筋肉が増強されます。これによって、加齢とともに衰える嚥下機能がアップします。つまり誤嚥防止にも、歌う事は役立つと考えられています。
また、「ダイエット効果」も期待出来ます。
腹式呼吸で1曲歌うと、発声運動・呼吸運動・腹筋運動をするので、1曲で約20キロカロリーを消費できます。
5曲連続で歌えば400mを走ったのと同じくらいのカロリー、100キロカロリーが消費されます。さらに10曲歌うと、なんと1000mを走ったのと同じになります。1000m走るのはなかなか大変。でも10曲なら歌えるのではないでしょうか?
因みに、アップテンポの曲を歌うより声を長く伸ばすバラードの方がカロリー消費が大きくなります。ダイエット目的ならバラードを歌いましょう。
また、歌う事で血流アップと免疫力アップも期待出来ます。歌を歌うと、お話ししたように筋肉運動をすることになるのですが、それは血管が収縮し血液循環が良くなる元になります。
また、大きく息を吸い込み、呼吸数も増えるので、血流がアップし、体の隅々にまで酸素が行き渡るようになります。当然のことながら、血流が良くなると、手先足先など体の末端まで血行が良くなり、冷えの解消も期待できます。