米粉の特徴

もっちり食感

米粉には、粘度の高いデンプン「アミロペクチン」が含まれています。そのため、米粉で作られたパンや麺は、小麦粉よりももちもちとした食感が生じやすくなります。

調理特性

小麦と異なり、ふるわなくてもダマにならないため、調理が簡単です。

低吸油でさっぱりヘルシー

米粉は小麦と比べて油の吸収率が低いため、揚げ物の皮などに使用するとさっぱりとした仕上がりになります。カロリー摂取を控えたい場合にもおすすめです。

小麦アレルギーの人でも安心

現在、小麦の代わりに米粉を使用したパンやパスタ、うどんなどの食品が次々に開発され、発売されています。小麦アレルギーの人でも安心して食べることができます。

イメージ（写真提供：Photo AC）
すべての写真を見る

「群馬・炭酸まんじゅう、秋田・バターもち、埼玉・いがまんじゅう。米どころでは”米類”、米作りに適さない地域では”小麦”を使ったおやつが親しまれてきた日本【伝えていきたい全国の郷土料理・おやつ篇】」はこちら

米粉の課題

製粉コストがかかる

農林水産省の調べによると、2021年度の小麦粉の製粉コストが50円程度なのに対し、米粉の製粉コストは70～340円程度です。製粉コストが高いため、最終製品価格も高くなっています。

水分量の調整が難しい

米粉はメーカーごとに水分吸収量やスピードなどの特性が異なるため、粉に合わせて微調整が必要です。