配偶者への依存をやめる
配偶者への過度な依存は禁物です。
高齢者は現役世代とは違って、夫婦で過ごす時間が長くなります。これは、夫婦関係によって老後の生活が大きく左右されることを意味しています。
老いてから関係が悪化する夫婦にありがちなのは、夫が妻にべったり依存するパターン。夫が現役で働いている頃、妻は自分のペースで生活できていました。気の合う友だちと共通の趣味を楽しんだり、ときには旅行に出かけたりしていました。ところが、夫がずっと家にいると、急に生活が不自由になります。
今の時代は、妻がいないと何もできない夫ばかりではないでしょうが、やはり高齢者の場合は、家のことはほとんど妻に頼ろうとする夫が多数派でしょう。また、妻が出かけようとすると、一緒についていこうとする夫もいます。妻は自由が奪われると大きなストレスを抱えます。ストレスが積み重なるとうつ病になる危険性もあります。