円満な夫婦生活を送るためにも、夫婦にはほどよい距離感が必要です(提供:photoAC)

孤立するのをやめる

孤独を恐れないことは大事ですが、「孤独を楽しむこと」と「孤立すること」は違います。

孤立すると極端に前頭葉を刺激する機会がなくなり、一気に老化してしまいます。あえて人間関係をシャットアウトするのはやめましょう。

今、友だちが少ないからといって不安に思うことはありません。もちろん、反りが合わない人と無理に付き合わなくても大丈夫。気の置けない友人がいれば、その人との関係を長続きさせればよいのです。

もっというと、親友は一人いれば十分。本音をいえる人が一人でもいれば、幸せに生きていくことはできます。

私がおすすめするのは、知り合いを作ることです。知り合いは、友だちよりも淡い付き合いをしている人を指します。

例えば、散歩しているときに必ず挨拶をする同年配の人とか、喫茶店でちょっと話をする店員さんといった人たち。あるいはSNSでつながり、顔と名前は知っている程度の人も含まれます。

連絡先すら知らない人もいますから、ふとしたきっかけでもう会えなくなるかもしれない不安定さがあります。その分、お互いにいつでも関係をストップできる気楽な付き合いでもあるわけです。