サバラン風ケーキの作り方

[材料]フランスパンこぶし2つ分ぐらい 黄桃(缶詰)1缶(450g) ゼラチン5g キルシュ(または白ワイン)、レモン汁各大さじ2 砂糖大さじ1 ソース{生クリーム200cc 砂糖、キルシュ各適量}ミントの葉少々

(1)ゼラチンに水大さじ3(分量外)を加え、ふやかしてから湯せんにして溶かす。30秒チンでもいい。

(2)フランスパンを適当な大きさにちぎる。かたくなったパンはたたいて小さくする。

(3)黄桃は汁ごとボウルにあけ、フォークでつぶす。キルシュ、レモン汁、砂糖を加えて、(1)と(2)を混ぜ、型に入れて冷やし固める。

(4)型からはずして器に盛り、砂糖を入れてホイップした生クリームにキルシュを加えたソースをかけ、ミントの葉を飾る。

かたくなったフランスパンも、ひと工夫でおいしいサバラン風ケーキに生まれ変わる(撮影:平野レミ/『エプロン手帖』より)

生クリームの代わりに、好みでヨーグルトでもいい。

※本稿は、『エプロン手帖』(ポプラ社)の一部を再編集したものです。

【関連記事】
平野レミ 私が料理の仕事をするようになったきっかけは「きんぴら」だった。恩人・八木正生さんがほめてくれた私流きんぴらごぼうのつくり方
平野レミ、和田誠を偲ぶ「なんで私をすきになったのか、聞いてみたかったな」清水ミチコ×阿川佐和子×平野レミ
阿川佐和子×清水ミチコ×平野レミ。万事前向き、テキトー・トリオ「イヤなことはやらない。好きなことは飽きないから」

エプロン手帖』(著:平野レミ/ポプラ社)

私の料理の原点は、やっぱり母の味でした――。
子ども時代の味覚の記憶から、両親や夫・和田誠さんとの料理にまつわるおいしい思い出まで。食材への敬意あふれるエッセイ集。
自らスタイリング&撮影した写真とともに、53品のオリジナルレシピも収録。