左から、清水ミチコさん、阿川佐和子さん、平野レミさん
それぞれ個性を輝かせて活躍中の阿川佐和子さん、清水ミチコさん、平野レミさん。人生で出会ったご縁のありがたさ、自分を励ますヒント、今年の目標を愉快に語り合いました(構成=篠藤ゆり 撮影=玉置順子(t.cube))

振り返れば「人の縁」あり

清水 この3人で会うの、ちょっと久しぶりだよね。

阿川 そういえばそうね。2年前の『婦人公論』で和田誠さん(平野レミさんの夫)を偲ぶ鼎談をしたけれど、本日のテーマは「運と縁」。レミちゃんもミッちゃんもますますご活躍だし、その運と縁にはどんな秘密があるのか……。

平野 そうねえ、思えば私は、人様から与えられて、「これだったら私にもできるかな」って仕事だけをやってきたかもね。

清水 「料理の先生になろう」なんて、思ったことないんだものね。

平野 思わない、思わない! 和田さんのご飯を作るのがうれしかっただけ。あるとき、和田さんのお友だちから、料理の本のリレーエッセイがまわってきて。私は「書けない」って言ったんだけど。

阿川 確かその方は、和田家で食べた料理がおいしかったから依頼なさったのよね。レミちゃんが何度断っても諦めなかったとか。諦めちゃもったいないほどおいしかったのね。

平野 そうなのかな、わからない(笑)! その本が本屋さんに並んだ日から、テレビや雑誌から「こういう簡単なお料理をうちでも紹介してくれ」って依頼が来て。だから、今この仕事をしているのは、和田さんとそのお友だちのおかげ。

清水 まさにご縁のたまものだ。