松平家の強敵、鵜殿家とは

ドラマでは、妹・お田鶴(関水渚さん)を介して、事前に計画を知った鵜殿長照により、奪還作戦が失敗に終わります。鵜殿長照を演じる野間口徹さんといえば、眼鏡が印象的な俳優さんですが、それを外しての冷徹な演技に、ネットなどでは大きな反響が見られていました。

鵜殿という家は、熊野山の別当家の末裔を称しています。これはまあ、ウソでしょう。

物語だとあの武蔵坊弁慶が熊野別当堪増の子でしたね。彼らが領していた三河国の蒲郡が熊野山領だったから、そういうふうに名乗ったのだろうと思います。

家は大きく「上鵜殿」と「下鵜殿」に分かれて、長照は「上鵜殿」の当主です。

三河平定を念願とする元康にとって、鵜殿家は乗り越えねばならない強敵でした。そして元康は、詳細はこれからのドラマに任せるとして、それを成し遂げる。