生まれた次女・督姫と池田家の繁栄

なお、史実の彼女は娘を一人産んでいます。

家康にとって次女にあたるこの女性、名は督姫。関東の覇者・北条氏に嫁に行き、北条氏が滅びると、池田輝政に再嫁します。

「良正院像」良正院こと督姫。江戸時代、東京国立博物館蔵。colbase
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家康は娘婿である輝政に甘かったのか、関ヶ原の戦いの後、池田一族は播磨国を中心に、100万石に近い領地を与えられました。その総力を結集して輝政が造築したのが、白鷺城の名をもつ国宝・姫路城です。

つまり、姫路城は100万石の城。池田家がいかに繁栄していたかがよく分かります。

ちなみに後に池田家は岡山と鳥取の殿さまに分かれ、幕末まで続きます。

督姫の血は鳥取・池田の方に流れていました。その由来もあって、最後の将軍・徳川慶喜は、鳥取に蟄居という案も出ていました。