前向きになるセルフコントロール
フリーになって3年目。何が変わりましたか。
――1回1回の仕事が「勝負やな」と強く思うようになりました。大変だと思う半面、それが面白くもあります。
『ゴゴスマ』が軌道に乗る前、岡田圭右さんから、こんなことを言われたんです。「君は目の前のことを面白おかしくするだけやで」と。いろいろな仕事をするようになって、この言葉をあらためて噛みしめています。気楽に構えながら、一生懸命やっています。
気楽に構えるのは意外と難しい。どうセルフコントロールされているのですか。
――タモリさん(77)の言葉に倣ったのですが、ストレス溜めない、深く考えない、反省しても持ち越さない。寝るときは「今日もホンマに素晴らしい1日やったなぁ」と思う。すると、気分が違って来るんですよ。朝起きたときも「しんどいな」と思うんじゃなくて、「今日もまた始まるぞ!」って思う。すると前向きになれます。
ご家族は奥様と娘さん2人。
――はい。長女は中3で次女は小5です。犬もメス(笑)。周囲から「女性が強くなるんじゃないか」と言われますが、そんなことはなくて、みんなでバランス良くやっています。『ゴゴスマ』が中心の生活なので、夕方の5時か6時には家に帰れるから、夕食はみんなと一緒に食べています。
2004年に結婚された奥様は旅番組のロケで訪ねた三重県の喫茶店のお嬢さんで、ひと目ぼれされて、石井さんから声を掛けられたそうですね。
――そうなんですよ。名古屋から三重まで約80キロあったんですが、車で丸1年通いました。今も仲が良いはずです(笑)。奥さんは僕の一番のファンのはずです(笑)。僕の番組は欠かさず観てくれて、気がついた点をアドバイスしてくれています。それと、4カ月前には2人でゴルフを始めました。僕は15年ぶりの再開です。