「9つの解決法探し」でストレスは縮小していく
そして次に「向き合うべきストレスの解決方法」を(思いつくレベルでいいので)3つ考えて書き出します。
書き出したら、ぜひそれをひとつずつ実行してみてください。
ひとつの方法で「絶対ストレスを解消してやる!」と意気込むのではなく、一つひとつ淡々と試してみるくらいの感覚でやってみるのがポイントです。
それでも解消しない場合は、次の3つを考えてまた実行してみる。それもダメだったら、さらに次の3つを考えて実行してみる。
そうやって「9つの解決法探し」をしていれば、何かしらの変化が起こっているものです。
それで解決しないストレスは、もはや「あなた自身ではどうすることもできないもの」です。
でも、それでいいのです。「これは私にはどうすることもできないんだ」と思えれば、じつはそれで気持ちの整理はついています。
現実に解決するかどうかより、あなたの気持ちに変化があれば、それが何よりの効果です。
※本稿は、『リセットの習慣』(日経BP 日本経済新聞出版)の一部を再編集したものです。
『リセットの習慣』(著:小林弘幸/日経BP 日本経済新聞出版)
コロナ禍を経てじんわり続く停滞感や孤独感が、私たちの心身を知らない間にむしばんでいます。
こんなときに必要なのが、「大胆に、意識的にリセットすること」「戻すのではなく、新たに始めること」。
本書は「アフターコロナの処方箋」として、自律神経研究の名医が「悪い流れを断ち切る」ための99の行動術を紹介します。
「思い切って」「新たに始める」でワクワクする人生を!