高齢者のおむつ代も「医療費控除」の対象

あまり知られていませんが、「医療費控除」は、生計を一緒にしている親の介護費用も対象になります。

たとえば、特別養護老人ホームや介護老人保健施設の利用料です。

また、在宅の介護サービスには、看護やリハビリテーションなどの「医療系サービス」と、介護や生活援助などの「福祉系サービス」がありますが、控除の対象となるのは主に「医療系サービス」です。

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医療系サービスと併せて福祉系サービスを受けている方は、両方とも控除対象になる場合もあります。

控除対象や控除になる割合などは複雑ですが、領収書には控除の対象か対象外かが書かれていますし、わからなかったらケアマネージャーや税務署に聞けば親切に教えてくれます。

また、赤ちゃんのおむつ代は医療費控除の対象にはなりませんが、高齢者のおむつ代は、半年以上寝たきりで、医師が発行する「おむつ使用証明書」があると医療費控除の対象になります。

節約ポイント
デイサービスや訪問介護も「医療費控除」の対象になる。