メディテーションは「自分の在り方」を求めるもの

まず、前回もお話ししたマインドフルネスですが、マインドフルネス=「今を意識する事」です。具体的にはゆったり、リラックスして座り、自分の呼吸を数えてそれに集中します。

顕在意識は基本的に1つの事にしかフォーカスできないので、呼吸に意識を向けると他の事が考えられなくなります。ですからその時間は悩みや不安もなくなるのです。これによりGoogleなどでの研究では習慣的にマインドフルネスを続けているとストレスを軽減させ、さらに集中力が上がり作業効率が40%向上するという結果も出ています。

その他に自己管理力の向上なども期待出来ます。このようにマインドフルネスはパフォーマンス力の向上が目的といってもいいかもしれません。つまりDoingのためですね。

さて、そういう意味ではメディテーションは目的が違います。AIが言っているように「内面的な探求」が目的です。つまりBeing=「自分の在り方」を求めるものです。もちろん、マインドフルネスで得られる効果も期待出来ます。ですからざっくりいうとマインドフルネスの次のステップと考えてもいいでしょう。

四天王寺で行われたサウンドメディテーション(写真提供:四天王寺 以下すべて)

ではメディテーションの具体的なやり方なのですが、これはいろいろな様々な方法があり、ヨガからの流れからのものや禅など、種類も様々、また人によっても方法論が違ってきます。

なので、ここでは私が考えた音楽を取り入れたメディテーション、サウンド・メディテーションの方法をお伝えしようと思います。