「これが日本酒?」と思わせるボトル

本州一の寒さと柔らかい仕込み水を生かした丁寧な低温発酵で造られる「菊の司」は、清らかでキレのある辛口の逸品。また、半世紀にわたって愛されているベストセラー「七福神」なども並ぶ。そのなかで「これが日本酒?」と思わせる洗練されたボトルの新商品が「innocent-無垢-」だ。

洗練されたボトルの「innocent-無垢-」(撮影◎延 秀隆)

岩手県産の酒造好適米を低温発酵させた、絞りたての無濾過・非加熱・無加水の生原酒。紫外線カットのプリント瓶に詰められたこのお酒は、重厚かつ爽快感を併せ持つ味わいが魅力だという。ぜひ、ワイングラスで楽しんでみたい。また、ラベルに「250」と記された250年記念限定酒も。ラベルの金文字は1枚1枚社員の方の手書きだそうで、蔵の温かみを感じさせる。

「250周年記念限定酒」はラベル1枚1枚なんと社員の方の手書き!(撮影◎延 秀隆)

 

工場見学のあとは、盛岡駅にほど近い菊の司酒造の直営レストラン「炭火焼ステーキ 天元」さんで、菊の司のお酒と、地元の素材を生かしたコース料理のペアリングを体験させていただいた。

お店の方の「お料理が口の中にあるうちにお酒を含んでください」とのアドバイスで、運ばれてくるコースを堪能。お料理だけの味と、お酒と合わせた時の味の変化を楽しみつついただく。素材とお酒、お互いのいいところを引き出し合うような不思議な感覚を味わった。

濃厚なウニのババロアは「菊の司酒造 250周年記念限定酒」で

メニューとお酒の組み合わせは以下の通り。

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1.北海道羅臼産ウニのバヴァロア  and  菊の司酒造 250周年記念限定酒
2.山田町産真牡蠣の自家製スモーク
  雫石産カブ&盛岡産柿のマリネー and  山田錦38 – sanpachi –
3.洋野町産真鱈白子のムニエル and  純米酒 こごめゆき
4.宮古市産アンコウのロースト and  純米大吟醸 てづくり七福神 – 和心伝匠 –

シャンパーニュグラニテ

5.岩手県産雫石牛ヒレグリル   和風おろし出汁  and 純米大吟醸 菊の司 結の香仕込み
6.山形県産最上牛A5ランプのロースト and 七福神38 – sanpachi
7.山形県産最上牛A5炭火焼きステーキ〈ランプ・ヒレ・ロース〉雫石町産焼き野菜 and 菊の司 心星 – shinboshi –

ガーリックロール

8.本日のデザート ホワイトショコラムース&金柑の白ワイン煮 and 菊の司 Vintage

2種のパン 花巻市産林檎の蜂蜜バター

 

お肉には「結の香仕込み」と「七福神38 – sanpachi」「菊の司 心星 – shinboshi –」がチョイスされた

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魚介と合わせても、お肉と合わせても、スイーツと合わせてもそれぞれの良さが際立つマリアージュ。日本酒の新しい愉しみ方を提案していただいた。

自社の蔵への愛と自信があってこその新しい試み。250年の歴史の上に始まった新しい物語に、これからも注目したい。

 

■炭火焼ステーキ 天元 *ペアリングに関してはお店にお問い合わせください
https://sumibiyakisteaktengen.owst.jp/

〒020-0022 岩手県盛岡市大通1丁目9-10レインボービル3階
TEL:019-625-2911
営業時間:月~土 17:00~23:00 (L.O. 22:00)
定休日:日、祝日

 

■菊の司酒造
岩手県岩手郡雫石町長山狼沢11-1
www.kikunotsukasa.jp
「菊の司酒造」の新商品「純米酒 超辛口 七福神」

251 年目を迎えた岩手県最古の酒蔵より 酒造歴一のキレ味を追求した新酒が登場!

2023 年 4 月 17 日「菊の司酒造」が、切れ味に重きを置いた新作・純米酒 超辛口 七福神をリリース。純米酒 超辛口 七福神は、岩手県の好適米である「結の香」を使用し、南部杜氏が丁寧に醸し上げた純米酒。「結の香」の特徴でもあるコクと柔らかい口当たりを大切にしながら、日本酒度と酸度が高い、キレがある酒質を追求。肉料理、揚げ物といった料理に合う1本。 

【成分詳細】 Alc. 度数:17 度 精米歩合:60% 日本酒度:+12 酸  度:1.8