パパ似か、ママ似か、ひと筋縄ではいかない

元SMAPの木村拓哉さんと工藤静香さん夫妻の次女Koki,さんは、ファッションモデルとして活躍しています。デビュー時には母ゆずりのすらりとしたボディに、父、木村拓哉さんそっくりの顔立ちが話題をさらいました。

子どもの顔立ちがパパ似になるのか、ママ似になるのかは、どうやって決まるのでしょうか。

『小児科医のぼくが伝えたい 最高の子育て』(著:高橋孝雄/マガジンハウス)

もともと赤の他人であった夫婦の顔立ちが遺伝的に似ているということはありえませんね。

しかし、子どもは“どちらかと言えばパパ似” “あるいはママ似”というように、どちらかに似ていると感じられることが多いと思います。

幼いころはさておき、女の子はやはり女性らしい顔つきです。男の子もしかり。とくに思春期以降は、女の子はますます女性らしく柔和な顔つきになっていき、男の子は男らしく精悍(せいかん)な顔つきになってくるように感じます。

つまり、女の子はおかあさんに似て、男の子はおとうさんに似るのがむしろ “あたりまえ”ではないでしょうか。

ところで、木村拓哉さんは10代のころも青年になってからも、どちらかと言えば“女性的”な甘いマスクでしたね。

ところが、そんなふうにひと筋縄ではいかないところが興味深いのです。