お子さんに合ったやり方を見つけること

「遺伝子が決めたことなら、どうしようもない」とさじを投げずに、工夫を重ねて、お子さんに合ったやり方を見つけること。

たとえば、ノートに書き写すのが苦手ならば、iPadなどのモバイルを使ってもいいし、正解すると効果音が出るアプリなどもあります。

『小児科医のぼくが伝えたい 最高の子育て』(著:高橋孝雄/マガジンハウス)

文字を目でうまく追えない子どもには、先に読んであげて、後からリピートさせると、音読ができるようになるかもしれません。

極端な運動ぎらいも学習上の困難さも、標準的なやり方や基準を強いるだけではなかなか解決に結びつきません。

遺伝子が決めた個性であることを認めたうえで、さまざまな角度から彼らにぴったりのやり方を探り、試してみることです。