(2)日本人と建物について考える

では、「日本人」と「建物」について考えてみましょう。実は日本の建物って、調べてみると海外の建物とは違う点が多いと言われています。

まず、地震が多いので、日本で建物を作ろうとすると「耐震強度」を気にしなければならないという話があります。

海外では地震が少ないので、地震で建物が倒壊する可能性をあまり考えなくていいわけですね。

また、古くは石やセメントではなく木材で家を建てていたというのも一つの特徴でしょう。

世界的には平地に林が生えていることが多いので開拓が早いうちから進められていて、木を使った家が主流の地域が少ないのに対して、日本は山に林が生えている山林が多いので、開拓がゆっくりで、伐採されずに木材が残っている場合が多いのです。

現存する世界最古の木造建築物は、奈良にある法隆寺です。

世界では石で建物を作っていたのに対して、日本は自然が豊かなので、木で建物を作ることが多かったわけですね。確かに日本のお寺とかって、大抵木造ですよね。

これらのことは、ゴジラが東京タワーを壊すのと、どうつながってくるのでしょうか……。さて、何か思い付きましたか?