沈黙は禁(キン)

キャッチボールのきっかけ作りはサービスの提供者からできるようにしておかないと、沈黙が続いたりしてしまいます。

なので、「沈黙は金(キン)」ならぬ「沈黙は禁(キン)」と話したりすることもあります。

将来、美容院で働き始めたときのために、お客様とのやり取りについての練習もしてみました(写真提供:Photo AC)

この「沈黙は金」は、「黙ることが時には大切である」という意味を持っていますが、場所によっては「沈黙は禁止です」ということを話しているのです。

彼女たちには、自分たちからの声がけを推奨しています。コミュニケーション、それは言葉のキャッチボール。「あなたから先に投げてみましょう」と練習してみるのです。

「それでは、どんなことから話しかけますか? 何か話題になる質問を考えてみてください」。

すると、彼女たちは「最近、旅行されましたか」「どんなテレビ番組を見ていますか?」「嫌いな食べ物ありますか?」などの質問を考えてくれます。

「いいですね、そんなボールを投げると何か返ってきますよ」と話します。

短い時間でしたが、その日のインタビューの勉強が役に立っているようです。そこからキャッチボールがはじめられそうな気がしました。