この記事の目次
〈症状〉典型的な症状はなく、人によってまちまち 〈原因〉甲状腺を敵とみなし攻撃してしまう 〈治療〉3つの治療法で寛解を目指す
〈予防〉生活リズムを崩さず食べすぎにも注意を

〈予防〉生活リズムを崩さず食べすぎにも注意を

バセドウ病の発症原因は、まだよくわかっていません。そのため、この疾患には予防法がないといえるでしょう。そこで今回は、バセドウ病で薬物療法を受けている方が快適に暮らすための方法をアドバイスします。これらを実践して、早い寛解を目指すとともに、寛解状態を維持してください。

甲状腺機能に異常があると、生活リズムが乱れやすくなるといわれています。そのため、バセドウ病は《グッドモーニングがない病気》と呼ばれることも。これは夜遅くまで眠れず、翌朝は寝不足でなかなか起きられない、という昼夜逆転になるからです。朝はしっかり太陽の光を浴び、昼寝をするなら15分程度。夜は入浴で身体を温め、体温が下がり始める入浴後1時間くらいにベッドに入ると眠りやすくなります。薬で甲状腺の機能がコントロールできる状態になったら、日中に運動を取り入れるといいでしょう。

食事は食べすぎに注意して、3食規則正しく摂ることを心がけて。アルコール、コーヒーなどカフェイン入りの飲み物、唐辛子など代謝を促す作用を持つ刺激物は控えてください。また、汗をよくかくので、こまめな水分補給が必要です。

 

甲状腺の機能が正常になってから1〜2ヶ月の目安