福岡と東京半々の暮らし
――快復されて、ほんとうによかったです。最近は、福岡と東京を行ったり来たりの生活だとか。大病やコロナ禍を経て、ご心境に変化があったのでしょうか。
トシをとったら、のんびりしたいじゃないですか。福岡は自分が育ったふるさとだから、他の場所よりはのんびりできるかなと……。コロナは関係ないですね。
「時々は福岡に行きたいな」という気持ちが沸々と湧いてきて、2019年頃から意識して福岡で仕事を入れるようになったんです。仕事があれば行く口実になるでしょ。そうやって行き来しているうちに、移動はたいへんだけど気分転換になるとわかり、今は福岡と東京、ちょうど半々で暮らしています。福岡では、ひとりでゆっくり散歩をしたり……。とはいえ、あまり世の中から離れていると不安になるので、そこのバランスをどう取るか模索しているところです。
終活もぼちぼち……。両親のルーツは熊本だし、この世とおさらばする場所はやっぱり九州かな、とかね。それが血っていうものかと。お墓のこともあれこれ考えていますが、それについては、嫁の意向におとなしく従うことにしています。(笑)