3行日記で自律神経を整える

石崎 私は先生が考案なさった「3行日記」に関する本を拝読して、これはすごいと感銘を受けました。

小林 いまの心の状態を客観的に見るための時間を、意識的にもちましょうという提案です。眠る前に1日を振り返り、「悪かったこと」「よかったこと」「明日の目標」を書くのですが、この3行を書くだけで、悪かったことは反省し、さらによかったことに感謝し、明日も頑張るぞと誓いを立てれば、それだけで心が落ち着き、自律神経が整って、良質な眠りにつくことができるのです。

『気がつくと自律神経が整う! メンタルアップ文字トレ』(著:石崎白龍、監修:小林弘幸/徳間書店)

石崎 パソコンに打ち込むのではなく、手書きで日記をつけることを推奨しておられることにも感動しました。日頃から「ペンで文字を書きましょう!」と呼びかけている私としましては、「我が意を得たり」とばかりに嬉しく思いました。

小林 パソコンに文字を打ち込むのは、資料を作成したり、原稿を書いたりするときには便利なのですが、日記には不向きだと思います。手書きの場合、内容を整理しながら書くので内観につながるのです。