肉をとる ~タンパク質摂取のため「食べなきゃ」と意識

子どもの頃から魚を食べてきたので、今でも肉より魚をとることが多いです。でも、肉も好きです。家族がいたときは、息子2人なので肉のおかずをよくつくりました。なかでもとんかつは定番おかず。多めに揚げ、翌日は卵でとじてお弁当に入れました。

息子たちが育ち盛りの頃はロースでしたが、大人になってからはヒレが定番に。ヒレだと、脂が少なくてやわらかいので、私もよく食べました。もう家では揚げませんが、ごくたまに外で食べることもあります。

今、家で食べるのは鶏肉か豚肉です。メニューを決めてから買うので、使いきれないことはないし、多めに買って冷凍しておくと便利です。

牛肉は値段が高いのであまり食べませんが、時々、肉豆腐やたたきをつくるために、細切れ肉や塊肉を買います。

 

【鶏肉】骨付きの手羽中が使いやすい

よく食べるのは手羽、とくに手羽中です。骨付き肉が好きです。1個ずつで、食べる量を調整しやすいし、スープにすると良い出汁が出ます。

むね肉はあまり食べません。もも肉は次男親子が来たとき、唐揚げやチキンカレーなどをつくって食べます。時々ゆで鶏をつくることも。

鶏肉と言えば、子どもの頃によく食べた中華の鶏料理を思い出します。長崎の実家は中華街の中にありました。両親は共働きで忙しかったので、お隣の中華屋さんから夕食の出前をとることがありました。骨付きのゆで鶏だったように思います。

長崎の名物である皿うどんも、同じ中華屋さんでよく頼んでいました。皿うどんは、家でつくるより出前のほうが早かったので、思い出すのはそのお店の味。今でもまだ、中華街で営業をされているお店です。

『88歳ひとり暮らしの 元気をつくる台所』(多良美智子:著/すばる舎)