健康寿命のために必要な4つの力

この指導を行うなかで、健康寿命が長い人は、「脚力」「バランス力」「柔軟力」「握力」が高いことがわかってきました。そのため、健康スポーツ室では、その4つの力を満遍なく鍛えることを重視しています。

「脚力」は歩くための筋力。とくに鍛えたいのは、お尻や太ももといった下半身の大きな筋肉です。歩く、立つ、座るなど、生活動作に大きく影響します。

「バランス力」は転倒しないための筋力。加齢でバランス力が低下すると、転倒しやすくなります。転倒による骨折、そこからの寝たきりを防ぐためにも重要な力です。

「柔軟力」はケガをしないための力。たとえ転んだりぶつかったりしても、柔軟性があればケガを避けられる可能性が高まります。

最後の「握力」は、フレイル(加齢による心身の衰え)の目安になるもの。もしペットボトルが開けられない、重いものを持つのがしんどいなど、握力が低下してきたら要注意です。

 

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次回から「長生き部屋トレ」をご紹介します。
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