(写真提供:Photo AC)
適度な運動が必要とはわかっているものの、「時間がない」「外に出るのがおっくう」という人も多いのでは? 順天堂医院が医学的な見地から考案した、自宅でできるトレーニングなら、手軽に毎日の生活に取り入れられます(構成◎上田恵子 イラスト◎今野志保)

「長生き部屋トレ」の注意点

健康スポーツ室で実践しているトレーニングをベースに、自宅でも行えるようにアレンジした「長生き部屋トレ」を紹介しましょう。次の4点に気をつけながら挑戦してみてください。

(1)回数やセット数はあくまでも目安なので、無理をせず、自分ができる範囲で。10回が無理な人は5回から、20秒が無理な人は10秒から始めましょう。

(2)トレーニングは自然な呼吸を心がけて。息をとめると力を発揮しやすくなりますが、血圧が上がるリスクが高まります。

(3)トレーニングをする時は、鍛えている部分を意識しながら。すると、トレーニング効果が高まるという「意識性の原則」が、科学的にも証明されています。

(4)トレーニングは反動をつけずに行うこと。筋肉は急に伸ばされると反射的に縮まる性質があります。反動をつけると、柔軟性が低くなるおそれがあるので注意しましょう。