さんまさんに鍛えられたトークスキル
内山くんの最高月収が3000万円で、「現金支給」だった当時の所属事務所にお父様と共に受け取りに行った話や、鮮魚業を営んでいたお父様がある日、軽トラで出かけて行って帰りベンツに乗って戻ってきたとか、「ウチの親父、あるときから築地に仕入れに行かなくなりましたからね」といった《鉄板》エピソードはすべて完成されていました。
さらに、『ぽかぽか』月曜レギュラーの伊集院光さんが、石塚英彦さんらと『あっぱれ~』を見ながら、「すごいライバルが登場した」「早めに潰さなければならない」と話し合ったエピソードを伝えた直後、内山くんが「伊集院さんからダイエット薬が送られてきましたから」と被せるのです。幼い頃、さんまさんに鍛えられ続けた彼らのトークのスキルはアラフォーになった今も健在だったのです。
実は個人的に内山くんより驚いたのは裕太くんの《裏回し》と《フォロー》のスキルの高さでした。《クラス》でもお兄ちゃん的存在だった裕太くんは当時から《裏回し》といって、クラスメイトのトークのフォローや、さんまさんの振りを改めて説明する役割を担っていたといいます。
そのスキルも全く衰え知らずで、『ぽかぽか』でも裏回しに徹していた裕太くん。「(住吉)ちほちゃんっていう子が居て」とか、「伊藤(淳史)くんも《あっぱれ》に出てたんですよ」とか、ツーショット写真におさまっていた同じく子役出身の須賀健太くんを「彼は事務所(ホリプロ)の後輩で…」などとキッチリ説明。ハライチのお二人もきっと助かっていらしたと思います。