「結婚って何?」「外見って大事?」「友だちって何だろう?」…。SNSが発達した現代社会のなかで、世間の目や人間関係に、誰しも一度は悩んだことがあるのではないでしょうか。そんななか、「世間という不確かなものに振り回されるなんて、ばかばかしい!」と語るのは、人気お笑いタレント・バービーさん。そのバービーさんは、外見について「コンプレックスだった部分こそが武器になる」と言いますが――。
誰がコンプレックスだって決めたの?
「外見のコンプレックスはある?」
今そう聞かれたら、私は「ない」と答えます。「いやいや、バービーならあるはずでしょう」って思いましたか?
理想と現実のギャップを感じることは、やっぱりあります。でも、それはコンプレックスとはちょっと違うんです。
今の自分は、「なんで私ってこうなのよ」みたいな自分の内面的な問題に注目していると、外見の悩みは忘れてしまうんですね。
とはいえ、思春期の頃はもちろん、それなりに悩んでいました。私がはじめて外見というものにコンプレックスを抱いたのは、中学生の頃。
なぜなら、顔に活火山のように膿を持ったニキビが出まくって、私の顔面を占領してしまったからなのです。
そのニキビ面で夏祭りに出かけた夜、テキ屋を手伝っていたちびっ子に「顔どうしたの?」と言われて、ずっきーんと傷ついたことを今でもよく覚えています。
その子は純粋に心配してくれただけだと思うけれど、「子どもに心配されるほどヤバいのか……」とかなりショックでしたし、とにかくものすごく恥ずかしかったんです。
外見のことって、それまでさほど気にしていなかったのに、他人から言われて意識しはじめてしまうことがありますよね。私の場合はそうでした。