奥様のお気持ち

私は、広末さんと鳥羽さんの“W不倫”にもスピード感とエネルギーを感じています。そして、”報道“も含め、その詳細な経緯を日々突きつけられ、しかも多くの人に”事実“を知られることとなった奥様のお気持ちを想うと、居たたまれなくなります。

また私の話に戻りますが、離婚話を進めていくとき、何がいちばん嫌だったかって、不倫相手の女性のことを考えている“脳”で、私のことを考えないでほしいということでした。そんな“脳”では、元のサヤに戻れないことはもちろん、離婚するに際し、決めなければならなかった色々なことの判断も鈍ると思ったからです。当然、“夫”が私の幸せを本気で考えているはずはありません……。それを理解しなければならないほど残酷なことはありませんでした。

芸能スキャンダル…という括りで考えるならば、今回のW不倫劇の関係者4人の内、3人までは芸能人や有名人です。もちろん彼らのプライベートは重視しなければなりませんが、芸能人の場合、こうしたことを面白がってもらえたり、結果それが新たな仕事に繋がったりする世界でもあります。実は先日、広末さんと同じ事務所に所属している吉瀬美智子さんが『踊る!さんま御殿‼』(日本テレビ系)に出演してくださった際、明石家さんまさんは何度も「いま吉瀬さん、事務所が大変やねんから」と言い、広末さんのことを早くも“笑い”にしていらっしゃいました。過去にドラマで広末さんと親子役を演じたこともある、さんまさんならではの“優しさ”と私は理解しましたが、「まだ笑えない」「笑ってはいけない」という御意見も当然あるでしょう。

そして今回とても異例と言えるのは4人の内3人が“想い”をマスコミを通じて世間に明言していることです。本来、「大人の恋はペラペラ喋らないもの」と思いますし、喋ったことが全て残ってしまういまの世の中で、やはり私は鳥羽さんの御家族のことが気になってしまいます。よその御家族の話ではあるのですが……。