イラスト:小林マキ
年々、過酷になる暑さ――「熱中症」が心配な季節となりました。ときに命にかかわることもあるだけに油断は禁物。家族みんなで上手に危険を回避しましょう。(イラスト/小林マキ 取材・文・構成/岩田正恵《インパクト》 デザイン/米山和子《プッシュ》)

熱中症、早めの対策(1)

●水分補給にはどんなものがいい?

「水分は、アルコール以外ならなんでもOK。ただし、利尿作用のあるカフェインを含むコーヒー、紅茶、お茶は、1日計1Lまでに抑えましょう。牛乳やジュースはカロリーが高いのでとり過ぎに注意して」(谷口先生。以下同)

高齢になるにしたがって、のどの渇きを感じにくくなり、つい水分補給を忘れがちに。

「起床後、食事中、入浴前後、就寝前など『1日8回』と覚えましょう。何回とったか数えることで、飲み忘れを予防できます」

イラスト:小林マキ