このままでは自分が倒れてしまう
調べてみると、一種類がベンゾジアゼピン系で睡眠障害に有効とされる薬だった。ベンゾジアゼピン系の薬は、依存性が高い薬だということは前から知っていた。
「飲みたくないな」……そう思ったが、あんなつらい思いは二度とごめんだ。
その夜は言われた通りベンゾジアゼピン系の薬を服用することにした。
すると……、翌朝、ひどい副作用で頭がフラフラ。一日中、起き上がることもできず、食事も一切取ることができなくなってしまった。
医者によると最初は副作用があるが、そのうち体が薬に慣れるので心配ないとのこと。
こんなひどい副作用がでる薬に体が慣れるなんて、そっちのほうが怖いではないか!そう言いたかったが、「パニック発作」の再発だけは死んでも避けたい。
まずは回復しなければ、という思いもあって、再び薬を服用すると、二日後にはうそのように副作用が消えた。
そんな中、今度は薬で深い眠りに落ちたころ、未来が鳴き叫んで「起こされる」という悪循環に陥った。薬で眠りが深い分、未来の夜鳴きで起こされたときは、まさにアクセルとブレーキを同時に踏んだような最悪の気分だ。(ダンナはと言えば、もともと睡眠の質がいいのか、よほどの雄たけびでない限り、すやすやと寝ている)
めちゃくちゃ眠いのに、ほぼ一睡もできない日が続き、頭がおかしくなりそうになった。
未来の夜鳴き対策を講じなければ、自分が倒れてしまう。