私の最推し旅館
足元湧出は、湯川内温泉だけではありません。私の最推し旅館である青森県の「蔦(つた)温泉」もそう(足元湧出でにおいも個性的。ぬる湯。趣深い湯屋もすばらしく、ごはんもおいしい。大好きな旅館です)。
有名どころでいうと、「丸駒温泉旅館」(北海道)、鉛温泉「藤三(ふじさん)旅館」(岩手)、乳頭温泉郷「鶴の湯」(秋田)、赤倉温泉「湯守の宿三之亟(さんのじょう)」(山形)、法師温泉「長寿館」(群馬)、下部温泉「源泉館」(山梨)、壁湯(かべゆ)温泉「旅館福元屋」(大分)などが挙げられます。
川底から湧くワイルドな野天だと、川湯温泉仙人風呂(和歌山)や、湯原温泉郷砂湯(岡山)も人気です。
東京からの行きやすさで選べば、群馬県の法師温泉か、山梨県の下部温泉でしょう。
特に法師温泉「長寿館」は、国の登録有形文化財に指定されているほどの歴史ある建築も魅力のひとつ。映画『テルマエ・ロマエ』のロケ地にもなっている趣深い宿なのです。
私がこれまで浸かってきたさまざまな温泉の中でも、足元湧出はいつもちょっと別格です。
毎回、「すげ〜〜〜」って声に出ます。一生に一度は浸かりたい、一生に一度は浸かってほしい。鮮度が一番大事だという感覚が、本当に身に沁みる温泉なのです。
※本稿は、『女ひとり温泉をサイコーにする53の方法』(幻冬舎)の一部を再編集したものです。
『女ひとり温泉をサイコーにする53の方法』(著:永井千晴/幻冬舎)
訪れた温泉は約500湯。
ヒマさえあれば女ひとりで温泉を巡りまくっている「温泉オタク会社員」による温泉偏愛エッセイ!
つぶやくと同時に6.8万RTされた「東京・大阪から1泊2日で行けるお勧め温泉チャート」付き