体が喜びそうなことをしてみる

精神的疲労の場合は一時的に脳が興奮状態になっていたり、自律神経が乱れていたりすることが多いため、マッサージよりも生活習慣を整えることや瞑想などを行うほうが疲労軽減に役立ちます。

一方の肉体的疲労の場合は、筋肉や関節などに疲労が蓄積しているため、それらの修復には一定の時間がかかります。

解消したいときは、タンパク質を多めに摂取する、痛めた部分は冷やす、凝り固まっている部分は温めるなどすると、修復の時間を短縮できるでしょう。

ただ、どちらの疲労が原因になっているかをはっきり区別することは難しいもの。

どちらも影響していることも多いので、疲労を感じたときには体が喜びそうなことをしてみるのが良いでしょう。

基本的なことですが、栄養のある食事、質の高い睡眠、ストレスのかからない気晴らしなどが、疲労軽減には最適です。

※本稿は、『ケーキ食べてジム行って映画観れば元気になれるって思ってた』(WAVE出版)の一部を再編集したものです。

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