ひたすら一人で稽古の日々

佐渡島に流された能役者で能作者「世阿弥」
越後の龍と呼ばれた戦国時代の武将「上杉謙信」
越後の禅僧の「良寛」様
新潟県民なら誰もが知っている人物です。
やるならと、一から勉強し、その人生を想像していきました。

Chibi Unityの皆さんと合わせる稽古はそんなに多くなく、ひたすら一人で稽古の日々でしたが、衣装合わせの日、そのままお稽古が行われました。
Chibi Unityの皆さんのダンスパフォーマンスの途中から加わる世阿弥。
さぞ浮くだろうという私の予想に反して、なんと世阿弥は溶け込んでいました。
不思議な現象です。 

「国民文化祭・にいがた2019」で演じた「世阿弥」

そして、宝塚メイクをせずに男役に見えるのかという問題。
悲しいかなあまり問題ないことを、衣装合わせの時にうすうす気付きました。 

探り探りでの稽古。
雰囲気を感じ、Chibi Unityの皆さんとお互いが世界観を作っていきます。
これだと思う感覚を掴めた瞬間、この舞台はおもしろくなる、そう思いました。
すぐに変化を見抜いて褒めてくださったこの舞台の演出と振付を担当されていた国友慎之助さん。
ありがとうございます。
褒められると伸びるタイプなんです。