意識して「何もしない」
ですが、北欧には大人にもちゃんとあったのです。
学生時代のような自由な夏休みが!
北欧では、7月、8月あたりにバケーションとして1ヶ月ほどの長期休暇を取るのが一般的(その代わり、日本のようにたくさんの祝日がないため、トータルでは勤務日数は同じくらいなのだそう)。
北欧の人々は、暖を求めてスペインやイタリアなどの南欧へ行くことが多い様子。ビーチリゾートでは、ひたすらダラ~ンとしている北欧人をたくさん見かけます。仕事のことをすべて忘れて「何もしないぜいたく」を味わうのだとか。
「それって、退屈じゃないの?」なんて斜に構えていた私でしたが、友人に連れられるがままにこれを体験して、考え方が変わりました。
意識して「何もしない」ことや、仕事について考えない時間を過ごしたことで身も心も圧倒的にリフレッシュ!
こんなにも清々しい気持ちは何年ぶりだろう、これが本当の「休暇」なのか……と感動。
身も心もキリキリさせていた私の昔の休暇も、それはそれで独特の楽しさは確かにありました。
しかしながら、今の自分に必要だったのはこういう時間の使い方だったのかと新たに知ることができました。
※本稿は、『北欧時間: 世界一幸せな国の人たちが教えてくれたこと』(大和出版)の一部を再編集したものです。
『北欧時間: 世界一幸せな国の人たちが教えてくれたこと』(著:日暮いんこ/大和出版)
「北欧=幸福度が高い国々」ということはなんとなく知っていても、なぜ幸福度が高いのか、彼らがどのように考え、どのように暮らしているかはあまり知られていないかもしれません。この本では、写真と共にその秘密を解き明かします!
ぜひ一緒に、北欧流「本当に豊かな時間の使い方」に触れてみませんか?