新型コロナ下での生活も3年となり、これまでよりストレスを感じて暮らしている方も多いのではないでしょうか? ステイホームでも、一人でもできる、自分を癒したり元気づけたりする習慣をもっていることは、精神の安定や免疫UPにも役立ちます。Perfumeやきゃりーぱみゅぱみゅなどのヒット作品に携わり、アーティストやクリエイターの成功とメンタルの関連性について研究を続けている音楽プロデューサーの中脇雅裕さんの連載「美しくそして健康に 音楽のあるHappy Life」。第21回は「メール・SNSでのコミュニケーション」です。

メール・SNSでのコミュ術の難しさ

中脇:以下N)白鳥さん、まず、簡単な自己紹介からお願いします。

白鳥:以下S)白鳥マキと申します。コミュニケーション評論家で、メールでのコミュニケーションに特化したコンサルティングを行っています。

N)メールなんですね?

S)そうです。メールを含め、デジタルでやり取りされるコミュニケーションを教えています。また、通常のビジネスメールとは異なり、感情を伝える文章のメール・コミュニケーション、つまり、相手が喜んだり、応援したくなったり、あなたに会いたいなど、好意を持ってもらえるようなコミュニケーション分野です。

N)なるほど!ビジネスメールの正確な書き方や、わかりやすいまとめ方ではなく、プライベートなメールでのコミュニケーション術なんですね。

S)はい、私が教えているのは、〈相手の感情を動かす〉コミュニケーションです。

N)最近ではメールの他にも、LINEやX(Twitter)、InstagramのDMなどSNSが主流になってきて、短文のコミュニケーションも増えていますが、そういうものも含めてですね?

S)はい。LINE、Facebookメッセンジャーなどの一対一のコミュニケーションも含まれます。

N)因みに、もう少し白鳥さんのプロフィールを教えていただけますか?

S)大阪出身です。最初、パナソニック株式会社におり、結婚・出産を機に、ポーラ化粧品で訪問販売をしていました。その後、エステサロンを開業し今は結婚相談所や婚活などのコミュニティーを作って仕事をしています。ずっと、コミュニケーションが必要な仕事をしてきました。

白鳥さん(右)

N)なるほど。白鳥さんは、その分野で著書も多く出されていますよね。結婚相談とか婚活などに意欲的な方々にコミュニケーションを教えているわけですが、そんな皆さんのコミュニケーションの問題はどこにありますか? 

S)そうですね。皆さん、健康問題やお金の問題などさまざまな問題を抱えていますが、最も深刻な悩みは人間関係です。人間関係で悩む方々は、相手に優しく接してみたり、笑顔を作ってみたりするものの、なかなか問題が解決しない。なぜなら最終的にはメールやLINEなどのコミュニケーションにおいてエラーが生じ、人間関係が崩れてしまうからです。