(写真提供:Photo AC)
中高年がキャリアや健康などの不安に陥りやすくなってしまう「ミッドライフクライシス(中年の危機)」という言葉が、近年話題になっています。このような中年期特有のモヤモヤ感を「40歳の壁」と表現しているのは、音声メディア「Voicy」のトップパーソナリティとして活躍しながら、ヨガスタジオやスキンケアブランドの代表も務める「ワーママはる」こと尾石晴さん。今回は、尾石さんが「40歳の壁」を越えて自分らしく生きるための方法をまとめた著書『「40歳の壁」をスルッと越える人生戦略』から、一部ご紹介します。

人生後半の目的を言語化してみる

本記事では、あなたにとって「お金」「つながり」「健康」を満たす「自分業」を始める前の準備として考えておきたいことをお伝えしていきます。

まず、あなたの人生後半の「目的」を言葉にする練習から始めましょう。

「40歳の壁」を越えた未来すら見えていないのに? そうです。

見えていないからこそ、「どんな風に年を重ねたいのか」を考えるために言葉にするのです。

もちろん、いきなり「あなたの人生の目的は?」「死ぬ前にどんな人生だったら満足?」「*年後にどうなりたい?」「これから何がしたい?」などと問われても、「焦るわ」「正直、人生の目的なんてわからない……」と、戸惑う人が多いと思います。

アラフォーまでの前半「40年間」ですら、環境はどんどん変わるし、自分自身の経験や価値観、考え方も毎年アップデートされてきた。

たとえ今考えられる「目的」を言葉にしたとしても、正直それが「最適解かどうか」なんてわからないですよね。