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着なくなった服が押し込まれたクローゼット、本がぎっしり詰まった本棚、使わないお皿だらけの食器棚……。モノで溢れた家にうんざり、という読者も多いのでは。一方、これまでに7000人以上の受講生へアドバイスをしてきた人気整理収納アドバイザー・阿部静子さんは「何があるかわからない時代だからこそ、人生の折り返し地点を過ぎたら片づけたもの勝ち」と断言します。その阿部さんが50代以上に向けて、お手軽片づけ術を伝授。今回のテーマは「趣味のアイテムの片づけ」です。

たまりにたまる趣味のもの

気付くと10月。

スポーツの秋、食欲の秋、芸術の秋…。何を楽しむにも良い季節になりました。

暑い時期に閉じこもっていた分、外に飛び出して、趣味に思う存分ひたりたい、なんて方も多いのではないでしょうか。

しかし存分に楽しまれている方がいらっしゃる反面、それと同時に、よく<趣味のアイテム>に関して片づけのご相談をいただきます。

一例をあげると…

「趣味にまつわる道具や材料が部屋にたくさん転がっている」

「夫婦で別の趣味を持っているので、自宅には関係するモノがあふれている」

「ひと部屋がまるまる『趣味部屋』。今や、そこから他の部屋へも侵食してきている」

ひと言で趣味と言っても、料理や手芸、最近では“推し活動”ジャンルは多種多様。

ともあれ、たくさんのスペースを占めている反面、なかなか減らせないのがそうした趣味にまつわるモノ。そこで、今回は趣味のものをどう整理するか、と言うことを考えてみたいと思います。