健康な体を長く維持するカギは、極端に衰えた部位をつくらないこと。5つの機能年齢をセルフチェックで導き出し、弱点を補う生活習慣を身につけましょう(構成◎山田真理 イラスト◎きじまももこ)
自身の衰えを知るのが予防の第一歩
老化の進み方は、人それぞれです。そのため、自分の体のどの部分が最も衰えているのか、自分にとっての危険因子は何かを知ることが予防の第一歩になります。
そうした「弱点」の把握に役立ててほしいのが、「筋肉」「骨」「ホルモン」「血管」「神経(脳)」の機能年齢を測定するセルフチェックです。
「筋肉」と「骨」は体を動かしたり支えたりする機能。
「ホルモン」は睡眠や消化、免疫などの働きを調整する機能。
「血管」は酸素を全身に運ぶ機能。
「神経」は記憶力・判断力・計算能力などの認知機能をそれぞれ示しています。
ここで導かれる年齢指数は、比較的厳しめです。実年齢や市販の体組成計で示される「XX年齢」より高い結果になる人が多いでしょう。しかし、落ち込む必要はありません。年齢はあくまでも目安で、目的は弱点の把握。そしてその部分の改善が、健康への近道なのです。