2006年にフジテレビを退社後、フリーアナウンサー・タレントとして活躍。私生活では二児の母でもある内田恭子さん。現在は、認定MBSR講師の資格を取り、マインドフルネストレーナーとして活躍の場を広げています。そんな内田さんは、日本最大級の音声配信プラットフォーム『Voicy』で『内田恭子のゆるんでいきましょう』を配信中。その中から選りすぐりの話題をお届けします。今回のテーマは「モヤモヤの正体は意外なところにある」です。
モヤモヤの正体は
みなさんもモヤモヤすること、ありますよね。何かが起こってすぐその場でモヤモヤすることもあれば、後から時間差でモヤモヤすることもあるかと思います。
例えば、嫌なことを言われた時。すごくこの言葉で言い返したいけれども、それは人として言うのはどうかなと、その言葉をごっくんと飲み込んでしまって。結局言わなかったことで、すごくモヤモヤする。
例えば、誰かと話して別れて、家に帰って。普通に過ごしているのだけど、なんだか胸のあたりが気持ち悪いんだよなぁ、なんて時。それは「時間差モヤモヤ攻撃」です。
これは何だろうと繙いていくと、実は人と会っている時に、何か気になることを聞いたり言われたりしていて。それが後からモヤモヤする、という状態です。
人間というのは何か嫌なことが起きると、リスク回避のためにそれを避けようとしたり、気づかなかったり、気づいているけれど気づかないふりをしたりすることがあります。自分を防御するため、自分を嫌な気持ちにさせないために、そういったことをすることがあるのです。
ただ、そうしていても体は正直なので、そのモヤモヤの感覚だけが残っている、もしくは覚えているということがあるんですね。