奥は「プレディファーヴェ “キレド”さんのビーツとちぢみ菜花のストゥファート」。ストゥファートとは蒸し煮のこと。千葉県四街道市の農家「キレド」の完全無農薬野菜は、イタリアのそれを思わせるほど力強くミネラルもたっぷり。オリーブオイルとも好相性だ。手前はメインの「アーモンドとハーブを練りこんだポルケッタ」

南イタリア、郷土の味を産直野菜で

時には美味しいランチで免疫力をアップ。そこでおすすめしたい一軒が、ここ「トラットリア ピエトラ ビアンカ」。この1月、東京・麴町にオープンしたイタリア料理店だ。

プーリア州の料理に特化した同店では、上質なオリーブオイルをふんだんに用いた皿の数々が評判。それもそのはずで、プーリア州は最高級オリーブオイルの産地として世界的に知られていると聞けば合点がいく。

「ムール貝とひよこ豆の手打ちカヴァテッリ」。カヴァテッリは、すいとんのようなもちもちした食感の手打ちパスタ。ランチコースは上記に冷前菜の鮮魚のカルパッチョ、デザート、コーヒーがついて3200円

ランチの前菜に盛りあわせているプーリア州のソウルフード“プレディファーヴェ”にしても「乾燥空豆を、塩とオリーブオイルだけで茹で、ピューレ状にしたものです」とは本間道夫シェフ。見た目は素朴ながらも味わうほどに空豆の旨みが広がり、オリーブオイルの風味とともに舌にじんわり余韻を残す。ちなみにオリーブオイルには、抗酸化作用や腸内環境を整える効果があるとか。免疫力アップにも一役買ってくれそうだ。

そのほか、ひよこ豆と手打ちパスタのとろみ加減が優しい口当たりの「ムール貝とひよこ豆の手打ちカヴァテッリ」や「アーモンドとハーブを練りこんだポルケッタ」等々、いずれも味わい深い料理ばかり。オリーブオイルをたっぷりかけていただけばいっそう美味だ。

 

 

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