<昼の4200円のコース>
手前は2時間煮込んだメインの「佐賀産ありたどり モモ肉のシードル煮込み」。前菜の「鮮魚のカルパッチョ」(写真はカジキ)は、ライムの香りとオリーブオイルが隠し味だ。奥はデザートの「洋梨のクラフティ」。これにガレットも付く
手前は2時間煮込んだメインの「佐賀産ありたどり モモ肉のシードル煮込み」。前菜の「鮮魚のカルパッチョ」(写真はカジキ)は、ライムの香りとオリーブオイルが隠し味だ。奥はデザートの「洋梨のクラフティ」。これにガレットも付く
デートや家族・友人とのお祝いに、自分へのごほうびに。ちょっと贅沢したいランチにおすすめのお店を、食の専門家たちが紹介する連載『ごほうびランチ』。今回紹介するお店は、東京・広尾にあるフランス料理店「d’ici」です。(撮影:前川明範)
伝統的なフランス料理が自由に楽しめるビストロ
何かと集まりの多い、この季節。女子会を兼ねたランチにおすすめしたい一軒が、広尾のフランス料理店「d’ici」だ。
フレンチとはいっても、店の雰囲気は至ってフレンドリー。メニューを見れば、「魚のスープ ルイユ添え」や「エスカルゴのフリカッセ ヴォロヴァン仕立て」など伝統的なビストロ料理が並ぶ。
アラカルトで好きに食べるのもいいが、ランチならプリフィクススタイルのコースがおすすめだ。前菜、ガレット、メイン料理にデザートまで付いて4200円と、コストパフォーマンスも上々。
シェフの藤原裕太さんは、あのシャトーレストラン「ガストロノミージョエル・ロブション」でスーシェフまで務めた実力の持ち主と聞けば、期待に胸も弾むはず。
ガレットは、スタンダードなチーズとハム、卵の〈コンプレット〉など4種類から好みを選ぶスタイル。写真は人気の〈ニソワーズ〉で、具にチーズ、卵、ツナ、オリーブ、トマトを加えたオリジナルだ
見た目はシンプルながら、カルパッチョの鮮魚は、塩、白胡椒やセロリの葉と生姜で一晩マリネ。こうした細やかな下拵(ごしら)えが、上質な美味しさを生み出している。また、フランスはブルターニュ地方での修業経験を持つシェフだけに、当地の郷土料理〈ガレット〉も思い入れの深い一品だ。
「d’ici」店内写真
d’ici(ディシ)(東京・南麻布/フランス料理)
●住所:東京都港区南麻布5-2-40 日興パレス南麻布1階
●電話:050・1721・6422
●営業時間:朝/8:00~10:00、昼/10:00~15:30(L.O.14:30)、夜/17:30~22:30(L.O.21:30) 月曜休
●メニュー:朝/朝食プレート2400円~など 昼/コース3200円~、アラカルト 夜/コース6600円~、アラカルト
●アクセス:東京メトロ広尾駅より徒歩5分
●公式サイト:https://dici.tokyo/
●住所:東京都港区南麻布5-2-40 日興パレス南麻布1階
●電話:050・1721・6422
●営業時間:朝/8:00~10:00、昼/10:00~15:30(L.O.14:30)、夜/17:30~22:30(L.O.21:30) 月曜休
●メニュー:朝/朝食プレート2400円~など 昼/コース3200円~、アラカルト 夜/コース6600円~、アラカルト
●アクセス:東京メトロ広尾駅より徒歩5分
●公式サイト:https://dici.tokyo/

