<天下一の補佐役>豊臣秀長の目線で歴史をダイナミックに描く、夢と希望の下克上サクセスストーリー・大河ドラマ『豊臣兄弟!』(NHK総合、日曜午後8時ほか)。ストーリーが展開していく中、戦国時代の武将や社会について、あらためて関心が集まっています。一方、歴史研究者で東大史料編纂所教授・本郷和人先生がドラマをもとに深く解説するのが本連載。今回は「ドラマはドラマ」について。この連載を読めばドラマ本編がさらに楽しくなること間違いなし!
いよいよ始まる『豊臣兄弟!』
さあ、いよいよ『豊臣兄弟!』が始まります。脚本は大人気ドラマ『半沢直樹』を手がけた八津弘幸さん。
舞台作家・時代劇研究家のペリー荻野さんに教えていただいたことですが、八津さんは「毎回必ず難題を設定する。そして主人公が様々に工夫を凝らしてその難題をみごとに解決する」という手法を得意とされているようです。
これはぼくが乏しい経験の中で知ったNHKドラマ部の方法論、「大河ドラマは日曜日の夜に家族みんなで見るもの。だから見終わったあと、よし明日からの仕事、学校もがんばるぞ、と視聴者がスカッとした気分になるドラマを作る」にも合致します。
舞台は鉄板ともいえる「信長・秀吉・家康」の天下統一期。主人公の秀長は秀吉と共に、出世街道を突き進んでいくわけですから、これは爽快なストーリーになるでしょうね。実に楽しみです。
