イラスト
(イラスト◎大野舞)
スピリチュアリストとして、さまざまな角度から読者のお悩みに答え、生きる指針を示してくれる江原啓之さん。現在は熱海に在住し、ていねいな暮らしをしながら日々「生きる上で大切なこと」を発信し続けています。『婦人公論』の連載「〈幸せぐせ〉を身に着けよう」。第48回は「詐欺に遭い老後資金の数百万円を失った。将来が不安で落ち込む日々が続く」です。

Q 詐欺に遭い老後資金の数百万円を失った。
将来が不安で落ち込む日々が続く

A)子どもには話さずなんとかする

B)子どもに事情を話して相談

ポイントは《公明正大》

SNSを利用した投資詐欺など、昨今の犯罪は巧妙さを増しているようです。「コツコツと貯めた老後資金を失った」という、ショックな事件も後を絶ちません。今回のテーマを他人事だと思わず、自分だったらどうするか考えてみてください。ポイントは《公明正大》です。となれば、もう答えはわかりますね。Bを選ぶのが幸せぐせ。

Aを選んだ方は、「詐欺に遭ったなんて話したら、あれこれ責められるし心配もかける。失った老後資金の相談なんて、とてもできない」と思っているかもしれません。けれど自分一人でなんとかしようとするのは禁物。隠したところで、いつかは綻びが生じます。

例えば、失ったお金を補填しようと親戚にこっそり借金したとしましょう。完済する前に、あなたが亡くなってしまう可能性だってあるのです。葬式などの親族が集まる場で「あなたのお母さんにお金を貸しているのよ」なんて、子どもが責められることにもなりかねません。あとになって「あのとき正直に言ってくれればよかったのに」と思われる結果になりがちなのです。だからといって、ギャンブルや宝くじで一発逆転なんてありえないことは、賢明な読者のみなさんならおわかりですね。