ひとり暮らしは気楽ですが、時には不安や孤独を感じることもあるでしょう。しかし、ひとり暮らし歴40年以上のエッセイスト・岸本葉子さんは、「心の強さとやわらかさを身につければ毎日ごきげんな私になれます」と前向きに語り、自らの体験に基づいた「たのしいひとり暮らしのコツ」を提案しています。今回は、そんな岸本さんの著書『ひとり時間のつくり方』から抜粋し、ご紹介します。
クローゼットはなるべく頻繁に開ける
クローゼットは通常、服を出し入れするときしか開けないと思うのですが、わたしはなるべく頻繁に開けるようにしています。
出し入れのときとは別に、少なくとも1日に1回。窓を開けて、部屋の風通しをする際、併せて開けます。
空気がからりとしている日には、窓を閉めた後もクローゼットは、しばらく開け放しておきます。わたしのクローゼットは寝室にあり、寝室にいない時間は、開けたままになっていても気になりません。
頻繁に開けると、着替え以外のときもクローゼット内の様子を目にするので、服の現状把握になります。「あのへんの服は全然動いていないな」などと気づくようになるのです。「動いていないところには、どんな服があったっけ」とおのずと点検。「これか。これはもう要らないかな」と処分へつながっていきます。