もともとはがきや手紙を書くのが好きで、年賀状も毎年嬉々としてしたためてきたが…(写真:stock.adobe.com)
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少なくなる年賀状

年末に10日間、郵便局で年賀状を仕分けるアルバイトをした。毎年参加しているため、特に戸惑うこともなく仕事は無事に終了。毎年の恒例行事になる一方で、年賀状の数が減っていくのを目の当たりにし、一抹の寂しさを覚えている。

数年前までは、アルバイトや職員が、それこそ猫の手も借りたいほど忙しく仕分けをしていたが、一昨年あたりから様子が変わった。

第一の理由は、年賀状じまいをする人が増えたことだろう。実際、私の親戚たちは高齢を理由にやめてしまったし、同年代の友人たちも、はがきからメールに切り替えた人が増えた。

第二の理由としては、一昨年の秋に行われた郵便料金の値上げがあると思われる。63円から85円へ、1枚当たり22円高くなったことは、「懐が痛い」と感じる人も多いのではないだろうか。私もその一人だ。

もともとはがきや手紙を書くのが好きで、年賀状も毎年嬉々としてしたためてきたが、郵便料金の値上げに音を上げ、出す枚数を減らした。今は、自分に送ってくれた人でかつ、普段あまりメールのやり取りをしていない人に限って出している。

そういうわけで、私自身も今年出したのは5枚だけだった。

今後もおそらく減り続けるだろう。近い将来、年賀はがきそのものがなくなり、これまでの習慣は過去の行事となるのかもしれない。

タイパ、コスパが何より重視される昨今、手間のかかるものはどんどん削られていく。昭和世代としては何ともやりきれない気持ちである。


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