(写真提供:越乃さん 以下すべて)
100年を超える歴史を持ちながら常に進化し続ける「タカラヅカ」。そのなかで各組の生徒たちをまとめ、引っ張っていく存在が「組長」。史上最年少で月組の組長を務めた越乃リュウさんが、宝塚時代の思い出や学び、日常を綴ります。第122回は「また会いたいと思わせる人、愛される人の共通点」です。

前回「過去2回の『エリザベート』は衣装選びに失敗。今回は〈3度目の正直〉と臨んだが…」はこちら

また会いたい人

また会いたい、と思わせる人がいます。 
気づけば、もう一度会いたくなっている。 
そんなふうに、自然と誰からも愛される人。 
そういう方に出会うと、私はつい観察してしまいます。 

まるで振付けを覚えるかのように、その人の所作や言葉選びをこっそり盗もうとするのですが、これがなかなかうまくいかない。 
形だけなぞっても、どうも中身が追いつかないのです。 

宝塚という世界に身を置いていた頃、そこには多くの「愛される人」がいました。