女優の夏樹陽子さんは、5年前に骨折して以来、《骨活(ほねかつ)》に力を入れているのだそう。女性のための整形外科クリニックで骨粗しょう症を専門に扱う伊藤薫子先生に、衝撃や圧迫に負けない体づくりの方法を学びます。(構成:上田恵子 撮影:大河内禎)
身をもって知った骨の大切さ
夏樹 はじめまして。以前、右手首を骨折して大変な思いをしたので、今日はお話をうかがえるのを楽しみに来ました。
伊藤 よろしくお願いいたします。骨折されたときはどんな状況だったんですか?
夏樹 2021年7月の、土用の丑の日でした。うなぎを買おうと急いで閉店間際のスーパーに立ち寄ったところ、駐車場の車止めに足をとられ、ポーンと転んでしまったんです。しかも、とっさに顔を守ろうとしたのか、おかしな体勢で(笑)。立ち上がって右手を見たら、ぐにゃっと変な方向に曲がっていました。
伊藤 それは痛かったでしょう。
夏樹 はい。手首がブラ~ンとしていて、すぐに救急外来へ行きました。「とりあえず折れた骨を固定して、明日きちんと検査をしましょう」と言われたのですが、私はそのとき2日後にコンサートを控えていたんです。
伊藤 ええっ!? 大変!