タイ風えびと春雨の鍋蒸し（イラスト・野澤幸代）
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うち飯でカンパイ！　和洋中・エスニックの料理に精通するフードジャーナリスト・野澤幸代さんが、とっておきのお酒とメニューを提案。今回はタイ風えびと春雨の鍋蒸しのレシピです（文・イラスト＝野澤幸代）

牛乳とオイスターソースの組み合わせにハマる！

緊急事態宣言は解除されたけど、自由に海外旅行ができるのはかなり先なのでしょうね。あ～、バンコクに行って好きな料理を思いっきり食べたい……募る想いを胸にタイ料理を作る日々。タイの食事は激辛と思われがちですが、中国系の海鮮料理なら辛くありません。日本人が注文する定番は、わたりがにのカレー炒め。たぶんその次に人気なのが、えびと春雨の鍋蒸し、クン・オップ・ウンセン。私、これが大好きなんです。

タイ王室公認の「シンハー」

本場では中国醤油やカラメル入りの甘醤油を使いますが、ナンプラーさえあればあとは身近な調味料で作れるレシピを考えました。ポイントは牛乳とオイスターソース。意外な組み合わせですが、一度食べるとそのおいしさにハマりますよ。そして、えびが主役と思いきや、実はすべての味がしみ込んだ春雨がとびきり美味なのです。もちろんビールはタイ王室公認の「シンハー」に氷をたっぷり加えたタイスタイルで。ままならないことはあるけれど、せめて晩酌タイムは好きなところへと心を羽ばたかせましょう。

 

一度食べればやみつき！　おつまみレシピ

タイ風えびと春雨の鍋蒸し
作り方（2〜3人分）

(1)有頭えび６尾はキッチンバサミで足、ひげ、角を切り落とし、背を切り開いて背ワタを取る。

(2)春雨40ｇは水に10分浸けて戻し、水気をきって食べやすく切る。

(3)蓋つきの小鍋（直径16cmくらい）の底に、豚バラ薄切り肉50g（脂身がいい）を敷き、パクチーの根か茎５本、つぶしたにんにく１かけ、(1)、(2)の順に入れる。

(4)牛乳と水各1/4カップ、粗挽き黒胡椒小さじ1（量はお好みで）、オイスターソース・ナンプラー各大さじ1/2、醤油・砂糖各小さじ１を混ぜ、(3)にかける。

(5)蓋をして中火にかけ、煮立ったら５分煮てからかき混ぜて汁気を飛ばし、パクチーを飾る。

※金すりごまの代わりに白すりごまを使ってもいい。

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