渋谷氷川神社
仕事がつらい、周りから孤立している、何をやってもうまくいかない…そんな悩みを抱える方もいらっしゃるのではないでしょうか。「心が弱り切った時、疲れた魂を癒し再起の力を与えてくれる場所、それが神社」と語るのは、ヒーリングシンガーであり、島根県親善大使や出雲観光大使も務める深結さんです。今回は深結さんの著書『神社は心のクリニック しんどいあなたにオススメの癒しのご利益神社ガイド (監修・西岡和彦・國學院大學神道文化学部教授)より一部を抜粋してお届けします。

何をやってもやる気が起こらない――そんなときは?

渋谷氷川神社(東京都渋谷区)/ 素盞嗚尊(すさのおのみこと)

希実さんは最近、何に対してもやる気が起こらなくなりました。朝起きても何もしたくない。空を見上げても、好きだった音楽を聴いても心に響きません。こんなことになった原因が分からないことも、ますます希実さんを無気力にさせていきました。

心がどんどん無機質になっていき、笑うことさえできなくなった希実さん。「自分は壊れてしまったのかも」と恐怖すら感じて、私のところへ相談にきたそうです。

私は彼女に「何もしないで神社にいるだけでいいから行ってみて」と渋谷氷川神社をおすすめしました。渋谷の喧騒(けんそう)を抜けて神社の鳥居をくぐり、神社の空気を感じれば、希実さんの石のように固くなってしまった心も緩むのでは、と思ったからです。

以前、私も彼女同様、原因もわからず心が疲れ果ててしまったときに、ふっと足を運んだのがここ、渋谷氷川(しぶやひかわ)神社でした。優しい風が吹き、ただただそこにいるだけでありがたさを感じて、何もしなくても心が癒されたのを覚えています。

御祭神の素盞嗚尊(すさのおのみこと)といえば八俣(やまた)の大蛇(おろち)退治の勇ましいイメージがありますので、やる気が起こらないときにはむしろ近づきたくないかもしれません。ですが、そんなときにこそ渋谷氷川神社をおすすめしたい理由をお話します。