(『豊臣兄弟!』/(c)NHK)

天下人・豊臣秀吉…ではなく、その弟・秀長が主人公!これまでになかった視点からダイナミックに描く大河ドラマ『豊臣兄弟!』(NHK総合、日曜午後8時ほか)。兄を支え続けた“もう一人の豊臣”にスポットが当たることで映し出される新たな戦国の世界が話題です。そこで歴史家で作家・評論家の濱田浩一郎さんに、ドラマをもっと楽しむための”ツボ”を解説していただきました。

8万騎の軍勢を率いての四国攻め

大河ドラマ「豊臣兄弟!」第36回は「姫若子と鬼若子」。

天正13年(1585)の羽柴秀吉による「四国攻め」(長宗我部元親討伐)が描かれました。

当初、秀吉自らが出陣する目算でしたが、病のため、弟の秀長が総大将として派遣されることになります。

『天正記』(秀吉に御伽衆として仕えた大村由己が著した秀吉の伝記・軍記)には秀長は8万騎もの軍勢を率いていたとあります。