顔映りのいいフューシャピンクのカットソーは、ほどよくウエストがシェイプされた切り替えデザインで、着やせ効果大。前が短く後ろが長めの裾で、そのまま着ても今っぽい印象に。
人気スタイリスト・石田純子さんが、オトナの女性たちに向けて、トレンドを取り入れつつ、上品なスタイリングを指南する『婦人公論』の好評連載「大人の着こなしレッスン」。今回のテーマは「1枚で主役になるカットソー」です。(撮影=清水朝子)

初秋に活躍するのは、1枚で主役になるカットソー

まだ暑さは残るものの、真夏の気分とは違う9月。シンプルなTシャツを着こなしたいけれど、それが似合うのは引き締まったボディと卓越したセンスを持つ人だけで、どうしても部屋着っぽく見えてしまうのが難点です。

そこで便利なのが、デザインや色、柄に遊び心を忍ばせた、1枚で存在感があるカットソー。ジャケットやブラウスほどフォーマルではないけれど、さりげなくおしゃれな印象を演出します。

どんな色のボトムとも相性のいい万能カラーのカーキは、 白のタイトスカートに合わせてシックなマダム風に。 横を少しボトムインしたような裾のデザインでバランスよく。

選び方にはいくつかのルールがあって、まずは素材。ほどよく厚みがあり、体のラインが出すぎないものがベストです。無地ならデザインに主張があるものがよいでしょう。ボトムの上に出してもだらしなく見えないよう裾の始末などに工夫があることも、バランスよく着こなすポイントです。